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「駒止湿原」再生へ管理計画 昭和村、南会津町が策定

 福島県昭和村と南会津町にまたがり、環境悪化が指摘されている国の天然記念物「駒止(こまど)湿原」について、両町村の教委が27日までに保存管理計画をまとめた。湿原内側を通る木道(2.1キロ)を廃止し、基本的に外側を歩くルートに変える。本年度、環境調査をして実施計画を策定、案内人養成などの事業は来年度にも着手する。

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 駒止湿原は比較的簡単に歩けるため、県内や関東地方から大勢の入山客が訪れる。一日に1000人を超えることもあり、踏み荒らされて植生の荒廃が進んでいる。

 保存管理計画によると、木道を新設したり、かつての農道を利用したりしながら、湿原の外側を歩くよう変更する。湿原への影響が小さい場所に9つの観察デッキを設け、湿原内部にも近づけて全体も見渡せるようにする。

 湿原入り口には案内施設を建設。湿原の生い立ち、泥炭層の発達や植生などについて学べるようにする。湿原への立ち入りは現在無料だが、環境保護活動に役立てるため、今後は入場料を徴収することも予定している。計画を策定した南会津町教委は「財源の確保が一番の課題。できるところから取り掛かりたい」と話す。

 計画策定の専門委員を務めた樫村利道福島大名誉教授は「自然保護に配慮しつつ、植物も間近で観察でき、ブナ林も歩いて湿原全体を理解できるルートになる」と説明する。

 湿原内部への立ち入りを規制するのは山形、福島両県にまたがる吾妻連峰の馬場谷地湿原でも行われ、植生回復の効果が見られるという。

[駒止湿原]標高約1100メートルのブナ林に囲まれた高層湿原。大谷地、白樺谷地、水無谷地などがある。ニッコウキスゲやワタスゲなどの植物が多く見られ、尾瀬のような景色を身近に楽しめる場所として人気が高い。

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